びぼうをろっく

主にジャニーズWESTの研究中。特に赤い彼のオタクが綴る備忘録。

ジャニーズWEST/星の雨MVの個人的考察2

※以下には漫画「雪女と蟹を食う」のネタバレが含まれます。

 

 

 

 

 

~前回の続き~

 

 

次は中間さん・神山さん・桐山さんの場面。

 

私がここで気になったことは、皿が裏になっている理由でした。

 

 

画面右側にある皿。

 

サビなど、この場面以外ではすべて表なんです。

 

そこで考えたんですけど、皿は心を表しているのかなって。

 

皿は物を反射させます。

物によりますが、MVのような皿は覗くと自分が反射するタイプ。

 

MVを見ると強がっている歌詞の間は皿が裏向き。

つまり本心を隠しているのではないかと思ったんです。(ばどのパート)

 

逆に神山さんのパートでは皿が映りません。そこは本心だからでしょう。

 

 

また皿と似た役割なのが上で揺れるランプ。

 

ランプ=心の動揺

 

ランプもばどパートでは映っていますが、神山さんパートでは映りません。

 

ばどパートの歌詞は本心ではない。嘘をついているから、内心は動揺している。

 

ちなみに中間さんパートより桐山さんパートの方が揺れが大きいです。

 

それは桐山さんパートの方が動揺が大きいからではないでしょうか。

中間さんパートでついた嘘に更に嘘を重ねているわけですから。

 

 

このような作りこまれたMVに”なんとなく”はないと思われます。(しらんけど)

よって神ちゃんパートで皿とランプが映らないのには理由があるはず。

この撮り方は意図的であると考えました。

 

 

 

あとは中央にある紫の花。

 

これは蘭だと思われます。

 

紫の蘭の花言葉:変わらぬ愛、楽しい語らい、美しい姿/あなたを忘れない、薄れゆく愛、不吉な予感

 

このような相反する意味合いがあるそうです。

 

なんだか雪蟹に合っている感じがしますね。

 

 

 

そしてサビ。

 

先ほどの紫の蘭がワインに変わっているのはなんだろう....

 

宿でお酒を飲むシーンみたいなのが原作にありましたよね。原作の時間軸をここで感じられるようにしているのか。(原作を読み返せば分かるかも?)

 

そしてサビ。

 

また画面右側にはOPENの文字。

 

ラスサビではCLOSEに変わります。

 

サビの話は落ちサビとともに、後ほどまとめてお話ししようと思います。

 

 

1サビ終わりにバーッと映る文字は、

 

SLFYOE?、IN#1、TRL-1(オレンジ文字)、ELLULAR、START(反転)

 

これは解釈が難しい!!

 

ただ遺伝子の名前など生物に関わる単語の羅列っぽいです。

 

1個目に関しては、まずなんて書いてあるかが定かではないです。()

 

ELLULARに関しては、このMVが反転がテーマっぽかったので逆読みして調べてみると、

 

RALULLE=絶賛のために(フィンランド語)

 

と出てきました。

 

ObENはドイツ語ですし、このMVには色々な国の言葉が出てきているように感じます。

 

旅を表しているのでしょうか。

 

 

また調べたところ、

「TRL=技術成熟度レベル」「TRL1は新しいアイディアの着想段階」

という意味があるようです。

 

これは北さんが「命を捨てる以外の選択肢を持ち始めた」ということなのではないかと考えます。

 

 

最後にSTART。

 

STARTにはよく知られている「開始」以外にも「(静止状態から)急に動くこと」という意味もあります。

 

北さんが彩女と生き続けるために動き始めた、ということでしょうか。

 

 

 

次はグレーの世界へと移り、まず小瀧さんが荷物を持って振り向きます。

 

生きたい北さんと、それを望まない彩女。

 

このシーンからは旅を続けることへの葛藤や躊躇いを感じます。

 

 

そしてメンバーが荷物の前で歌っていますが、そのシーンも同じく北さんの死への躊躇いを表しているのかなと。

 

 

 

ついに落ちサビ来ました。

 

ここで神山さんの持っている花、ポアプランツについて詳しく説明を。

 

ポアプランツの花言葉:豊かな実り(色別のは不明)

ドライフラワー花言葉:永遠に終わらない追憶、終わりのない感情

 

カナリークサヨシという植物のドライフラワーがポアプランツだそうです。

 

よって今回はドライフラワーとしてではなくポアプランツとして解釈しました。

 

 

 

これはドライフラワーであり、乾いたものです。

そのため一見不幸なようにも見えますが、実は豊かな実りなのかもしれません。

 

旦那さんと別れ北さんと彩女は二人で生きていくことに。

 

お金はないかもしれない。

傍から見ると枯れた花のように不幸に見えるかもしれない。

しかし二人にとっては第二の人生の始まりであり、豊かな実りだった。

 

私はそんな風に感じました。

 

また、

枯れた花=彩女が花の手入れをやめた=北さんに気持ちが向いた(彩女が解放された)

という意味もあるのかなーなんて。

 

 

更に小瀧さんパートの最後に移る白文字ですが、

 

DEL→PICTURE(反転)

 

だと思われます。

 

DEL:デリートの略

PICTURE:絵画、映画、光景、考え

 

彩女の(人生を終わらせたいという)考えが消えた....?

 

 

 

それから、落ちサビで絵画とライトの向きが変わっています。

 

ラスサビでも1サビと左右逆になっている部分が沢山。

 

 

北さんは旅を通して特別お金持ちになったわけでも凄い才能を得たわけでもありません。

 

しかし彼は大きく変わりました。

 

状況やあるものは一切変わっていなくても、自分が変われば世界は一変する。

 

そういうメッセージなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

この考察は次で最後になりそうです。(長い自覚あり)

 

次ではサビの話、OPENとCLOSEの話をします。

 

星の雨、深すぎる。